
『デス・ストランディング2』にスネークが登場!? 話題の男「ニール」の正体とは

2025年6月26日発売の『DEATH STRANDING 2』、皆様も楽しみなのではないでしょうか?
『DEATH STRANDING 2』の概要については下記を参考にしてみてください。
さて、そのトレーラーをすでにご覧になった方の中には、こんな声を漏らした方も多いのでは?
「あれ……スネーク出てた?」
実は今、ファンの間で「あるキャラクター」がソリッド・スネークそっくりだと話題になっているのです。
ここからは、その人物「ニール」に焦点を当て、なぜ“スネークらしさ”を感じさせたのか、その正体と裏側にある小島監督の意図を解説していきます。
バンダナの男が“スネークっぽい”と話題に
トレーラーの終盤、重厚なバンダナを巻いた男性キャラクターが登場します。険しい表情で仲間を率いるその姿、鋭い目つき、軍人のような立ち振る舞い──その全てが、「あのソリッド・スネークを彷彿とさせる」と話題になりました。
実際、X(旧Twitter)やRedditでは次のようなコメントが飛び交っています。
- 「え、スネーク?って本気で思った」
- 「声こそ違うけど、雰囲気が完全にメタルギア」
- 「これは小島監督からの挑戦状なのでは?」
このキャラの名前はニール。演じるのは、イタリアの名優**ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli)**です。代表作『マーティン・イーデン』でヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞したこともあり、その演技力と存在感には定評があります。

小島監督の“確信犯的”オマージュ
実はこの"スネークっぽさ"は、偶然ではありません。
小島秀夫監督は、2022年のインタビューで次のように語っていました。
「彼(ルカ・マリネッリ)がバンダナを巻いた姿を見て、あ、スネークに見えると思った。」
つまり、**演出意図として“スネークに見えるようにした”**ということです。もちろん、登場人物としては完全に別人ですが、ファンが見た瞬間にメタルギアを連想するような“遊び心”が込められているわけですね。
トレーラー中でも、彼が戦術的に仲間を指揮するシーンや、暗闇の中で鋭く光る視線など、演出面からもメタルギア的な文脈が感じられます。
では、なぜ“スネーク本人”ではないのか?
ここで誤解してはいけないのは、このキャラが「ソリッド・スネークそのもの」ではないということ。
ソリッド・スネークはコナミが保有する「メタルギア」シリーズの登場キャラクターであり、その権利は小島監督の手を離れています。そのため、仮に“スネーク”という名を出すと、権利的な問題が発生する可能性があります。

それでもあえて“バンダナを巻いた男”を出したというのは、完全にファンサービス的な演出と言えるでしょう。ファンが「これってまさか……?」と感じるギリギリのラインを攻めた、小島監督ならではの仕掛けです。
小島作品ならではの“遊び心”とファンサービス
小島監督といえば、これまでも数々のオマージュやセルフパロディを作品に織り込んできたことで知られています。『メタルギアソリッド』シリーズでも、過去作への言及や裏ネタが豊富でした。
今回の「ニール」も、そうしたメタファーと演出の融合の一環。直接的に「スネーク」と言わずとも、その存在を感じさせることで、古くからのファンに「あっ」と思わせる仕掛けになっているのです。
彼がどういう立場で物語に関わるのか(敵か味方か)も含め、現時点ではまだ明かされていません。ただし、プレイヤーに強烈な印象を与えることは間違いないでしょう。
SNSでの反応と考察の盛り上がり
トレーラー公開直後から、X(旧Twitter)では「#デススト2」「#スネーク」「#ニール」などの関連ワードがトレンド入り。
実況者や考察系YouTuberも続々と動画を公開しており、以下のような意見が見られました。
- 「名前がニール=“NEIL”=『Naked Eye In Lostness』の略だったら震える」
- 「スネークが出ないはずの世界で、これを見せてくるのがズルい」
- 「メタルギアロスだったけど、ちょっと救われた」
中には、「小島監督がスネークを再構築しようとしているのでは」という深読みも飛び出しており、ファンコミュニティは熱を帯びています。
結論|“スネークではない”けど、それでいい
結論から言えば、ニールは“スネーク本人”ではありません。 しかし、スネークっぽい佇まい、バンダナ、立ち振る舞いを見せることで、私たちにかつての感情や記憶を思い出させてくれます。
これはまさに、小島監督の「繋がりの物語」の一部。 『DEATH STRANDING』が人々を繋げる物語だとすれば、この“スネークの残響”もまた、**プレイヤーの記憶と今作を繋ぐ“架け橋”**なのかもしれません。
『デススト2』を通して、私たちは再びあの“ステルスな興奮”と、“物語の深み”に触れることになりそうです。