
『モンハンワイルズ』レビュー:アクション爽快!でもストーリーは微妙でボリューム不足!?

アクションの爽快感はやっぱり最高!
まず最初に感じたのは、やっぱり"狩り"のアクションがめちゃくちゃ爽快だったことです。モンスターの動きがダイナミックなのに理不尽さはなくて、攻撃も回避もサクサク決まるので、プレイしていてとにかく気持ちいい!
大剣のアクション性
特に僕が使った大剣は、今作ですごく扱いやすくなっていました。抜刀攻撃の威力や、カウンターからの溜め斬りが決まったときの快感は格別です。"ドカン!"と一撃を叩き込むあの重みは、やっぱりモンハンの醍醐味だなと改めて感じましたね。

今作で追加された「相殺カウンター」は特に印象的でした。モンスターの攻撃をタイミングよく受け止め、そのまま強力な一撃を叩き込む流れは、本当に気持ちよかったです。いわゆる「ソウルシリーズ」におけるパリィのような気持ちよさはありつつ、あちらよりは難易度が低めで、ライト層でも十分に楽しめる絶妙なバランスに仕上がっていました。
少し練習すれば、誰でも爽快なカウンターを決められるので、大剣初心者にもおすすめしたいですね!
ストーリーは正直微妙だったかも
もちろんモンハンシリーズって基本的に"狩り"がメインなので、ストーリーはおまけ的な立ち位置なのは分かってるんですが…。それでも、今作はムービーシーンがかなり多めなわりに、内容が薄かった印象です。
ストーリーの概略
『モンハンワイルズ』のストーリーは、未知の生態系が広がる新天地「ワイルズ」を舞台に、主人公が調査団の一員として派遣されるところから始まります。各地で異変が発生しており、古龍クラスのモンスターの活動も活発化。その原因を探るべく、仲間たちと共に過酷な調査へ挑む…といった流れです。
途中、主人公は「ナタ」という若い少年と出会い、彼との交流を通してワイルズの謎に迫っていく展開になります。最終的には、自然界のバランスを脅かす存在と対峙し、人間と自然との共存をテーマにしたクライマックスを迎える、というストーリーでした。
ナタについて
このストーリーの中核をなすキャラクターが「ナタ」なんですが、正直僕はあまり感情移入できませんでした。

青年期特有の悩みや葛藤を描こうとしているのは分かるんですが、とにかく悩み方だったり、行動の仕方だったりが、僕にはちょっと共感しづらかったんですよね。なんというか、すごく"めんどくさい子"に見えてしまったというか…。
もう少し自然な形で成長物語を描いてくれたら、もっとナタに愛着が湧いたかもしれません。個人的には、もうちょっとシンプルに"仲間と協力して困難に立ち向かう"みたいな熱い展開が欲しかったな〜と感じました。
ムービーのクオリティ自体は高かっただけに、そこが少しもったいなかったですね。
コンテンツボリュームは少なめに感じた
そして、多くの人が感じているであろうもう一つのポイント。『モンハンワイルズ』のコンテンツボリュームについてです。
僕も実際にプレイしてみて、「あれ、もうエンディング?」って思うくらいあっさりメインストーリーが終わってしまいました。寄り道せずに進めたら、下位ストーリーは10時間ちょっと、上位のラスボスまで合わせても20時間いかないくらいでした。
エンドコンテンツについて
現時点でのエンドコンテンツは、主に装備集めと強化個体モンスターとの再戦がメインになります。具体的には、上位の個体差モンスターを周回してレア素材を集めたり、新たに追加された装飾品システムでハンターを強化したり、といった遊び方が用意されています。
ただ、まだ種類やバリエーションはそこまで多くないので、やり込み勢にとっては"物足りない"と感じるかもしれません。アップデートで新モンスターや高難度クエストが追加される予定なので、これからコンテンツは充実していくとは思います!
逆にライト層の僕みたいなプレイヤーからすると、クリアまでがコンパクトにまとまっている分、"とりあえずエンディングまでやりきった満足感"は得やすいかなとも思いましたね。
総評:狩りの楽しさは間違いなし!今後に期待
総合的に見て、『モンハンワイルズ』は"狩り"というアクション体験を存分に楽しめる素晴らしいゲームでした。特に大剣使いの僕としては、重厚感と爽快感を両立した今作のアクションには大満足です。
ただし、ストーリーの薄さや、現時点でのボリューム不足はやっぱり気になるところ。"モンハンワイルズ レビュー"を探している人には、"アクション重視派"なら間違いなくオススメだけど、ストーリー重視派や長く遊びたい人は今後のアップデート情報を見ながら判断するのがいいかも、と伝えたいです。
これからどんなモンスターやイベントが追加されていくのか、ワクワクしながら待ちたいですね!